故意?: 冷凍食品から農薬検出 マルハ子会社 88品を自主回収

年末の忙しい時期に、また食品の安全が脅かせれるニュースがありました。マルハニチロの冷凍食品に農薬が混入していたというのです。

最初は農薬が混入していたので自主回収するという内容だけの報道でした。躯体的な商品目はわかりませんでした。

同社のホームページもアクセス過多で閲覧できず。しばらくして報道機関から追加の情報が出てきました。

マルハニチロホールディングスは29日、子会社のアクリフーズの群馬工場(群馬県大泉町)が生産した冷凍食品の一部から、農薬マラチオンを検出したと発表した。原因が不明なため、同工場の生産・出荷を停止し、すでに出回っている全ての商品を自主回収する。

外部検査機関に調査を依頼した結果、一部から基準を上回るマラチオンを検出したという。マラチオンは有機リン系の殺虫剤の一種で、急性毒性は低いとされる。同社は群馬県警に相談し、原因解明を急いでいる。

回収するのは同工場で生産していた市販用と業務用の冷凍食品計88品。市販用は42品あり、このうち、33品は商品裏面に製造業者として「アクリフーズ群馬工場」と記載されている。9品は、イオンや西友、日本生活協同組合連合会のプライベートブランドとして生産し、工場名の表記がない。

冷凍食品から農薬検出 マルハ子会社 88品を自主回収:朝日新聞デジタル

回収するのは当然なのですが、この農薬について同社は間違った発表をしてしまいました。

問題の冷凍食品は群馬工場(群馬県大泉町)で作られた。ただ、工場では通常、今回検出されたマラチオンの混入は考えられないといい、マルハニチロは今回の件を県警に相談。また、報告を受けた県は30日、食品衛生法に基づいて工場を立ち入り検査する。

マラチオンは殺虫剤などに使われる農薬だ。農林水産消費安全技術センターのホームページによると、急性毒性は低く、発がん性はない。マルハニチロは、最も多く検出されたコーンクリームコロッケでも、計算上は体重20キロの子どもが一度に60個を食べないと健康に影響がないと説明した。

農薬に詳しい立川涼・愛媛大名誉教授(環境化学)は「臭いで分かるほどの農薬が食品に残っていることは通常は考えられない」と話す。「製造過程か農作業中の混入の可能性があるが、工場内では農薬は使わないので、製造過程で過失により混入したということはあり得ない。農作業中に誤って散布した高濃度の農薬が原材料に残っていた可能性も考えられるが、極めて低いだろう」と推測する。

「過失で混入ない」と専門家 マルハニチロ、警察に相談:朝日新聞デジタル

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このように60個も食べないと影響がないとしていましたが、このあと、下記のように訂正されました。

食品大手「マルハニチロホールディングス」(東京)の子会社「アクリフーズ」群馬工場で製造された冷凍食品に農薬マラチオンが混入していた問題で、両社は31日未明に開いた記者会見で、最も検出値が高かったコーンクリームコロッケ(1万5000ppm)について、「体重20キロの子どもが約8分の1個食べると、吐き気や腹痛などの症状を起こす可能性がある」と訂正した。

当初は「1度に60個食べないと急性の中毒症状を発症しない量」と発表していたが、厚生労働省から不適切な説明で誤解を与えるとの指摘を受けたという。マルハニチロホールディングスの久代敏男社長は「毒性に対する判断基準が甘かった。消費者に大きな誤解を与える情報を提示したことを深くおわび申し上げる」と陳謝した。

コロッケ8分の1個で吐き気も…農薬混入で訂正 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

こういう対応は拙いですね。消費者の不信感が増す結果となります。

悪意のある者が故意に混入させたとしても、それを許した衛生管理体制はやはり拙いでしょう。食品製造会社としての責任は重いと思います。

それに直近でも、缶詰に異物が混入していたという不祥事もありました。

この手の毒物の食品への混入事件は、中国産冷凍毒入り餃子事件が思い浮かびます。

追記(14/01/25): 犯人が逮捕されたようです。

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