ようやく…: 薬ネット販売、国の敗訴確定=規制省令「違法で無効」―全面解禁に・最高裁

改正薬事法施行後に省令で大衆薬のネット販売が禁止されていた問題ですが、ネット販売業者側の勝訴が確定しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130111-00000085-jij-soci

厚生労働省が省令で市販薬のインターネット販売を規制したのは違法だとして、販売会社が国にネット販売をする権利の確認などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は11日、「省令は薬事法の趣旨に適合せず、違法で無効」と判断し、販売の権利を認めた二審判決を支持し、国側の上告を棄却した。

国の敗訴が確定し、ネット販売は事実上、全面解禁される。ただ、判決はネット規制そのものを違法とはしておらず、国は今後、改めて薬事法改正などによる規制を検討する。

原告は「ケンコーコム」(東京都)と「ウェルネット」(横浜市)。両社は、2009年6月の改正薬事法施行時に、一部を除き市販薬のインターネット販売を禁止した省令を国が定めたのは、憲法の保障する営業の自由を侵害するなどとして提訴した。(2013/01/11-17:35)

時事ドットコム:薬ネット販売、国の敗訴確定=規制省令「違法で無効」-全面解禁に・最高裁

ようやく確定しました。しかし、最高裁の判決理由がひっかかります。現在の薬事法はネット販売を禁止していないという趣旨に取れます。

そんなことはおかまいなしに、既に原告のケンコーコムは販売を開始しました。

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医薬品ネット販売の取り消しを求めた行政訴訟で勝訴が確定したケンコーコムは1月11日、サイトでの医薬品販売を再開した。

ロキソニン」「バファリン」など第1類・第2類医薬品のネット販売を開始した。販売サイトには「長い間のご支援・ご協力ありがとうございます」という告知が表示されている。

国敗訴が確定した最高裁判決を受け、楽天は歓迎するコメントを発表。今後、ユーザーの安全を確保した上で、楽天市場の店舗が第1類・第2類医薬品の通信販売を行える環境を整えるとしている。

ケンコーコム、医薬品ネット販売を再開 – ITmedia ニュース

早いですね。

とはいえ、判決の趣旨を考えると、薬のネット販売を禁止するように薬事法を改正した場合は、さらにひと悶着ありそうです。

実際、国は、既に薬事法をさらに改正する方向で動き始めているようです。

最高裁が省令による医薬品のネット販売規制を違法と判断したことを受け、田村憲久厚生労働相は11日、薬事法の改正も視野に、検討会の設置を指示したことを明らかにした。その上で、「関係者に入ってもらい、公平な検討会にしたい。全面一律(禁止)ではだめだというので、検討会で判断いただく」と話した。

関係者の意見は分かれており、今後の議論の行方は不透明だ。厚労省が省令改正前の2009年に設置した検討会では、ネット通販業者など規制反対派と、日本薬剤師会や薬害被害者団体など賛成派の議論は平行線をたどった。(2013/01/11-20:26)

時事ドットコム:法改正視野に検討会設置=医薬品ネット販売規制で厚労省

結局は薬剤師団体の利権確保のように見受けられます。薬のネット販売による薬害被害が大きく報道されたことはなかったと思います。あったら大騒ぎでしょう。個人が海外から輸入した薬による薬害は問題になってはいると思います。ですが、それは個人の問題です。また悪質な業者もいると思います。でも、すべてが悪質な訳ではありません。優良な業者もあるのです。それを全面一律禁止にするから問題なのです。

対面販売でも、悪質なことをやろうと思えばできる(薬剤師が訪問販売で薬の押し売りをすることも考えられます)ので、ネット販売なのか対面販販売なのかというところで差別化するのは非合理的だと思います。

どうしてもネット販売が問題だというのであれば、悪質な業者を排除し優良な業者には販売を認めるような法律にするべきなのです。当然、ネット販売業者には、薬害が発生しないことを担保するような方法で販売することを要求すべきでしょう。

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